まるごと生大豆パウダー

大豆は「豆の王様」といわれるように、豆類の中でもたんぱく質の含有量が最も多く、しかもアミノ酸の組み合わせが動物性タンパクによく似ていることから、「畑の肉」とも呼ばれる非常にすぐれた栄養豊富食品です。

脂肪も多く含まれていますが、動物性の脂肪のようにコレステロールが多くないので、安心し食べられます。

タンパク質の栄養価の評価法として、アミノ酸スコアというものがあり、アミノ酸スコアの満点は100で、100に近ければ近いほど良質なタンパク質と言われております。

大豆タンパク質のアミノ酸スコアは満点の100とされています。吸収率も高く、95%以上が体内でほぼ完全利用できるタンパク質です。

大豆タンパク質のアミノ酸には分岐鎖アミノ酸(BCAA)を100gあたり13.7g含み、これは全アミノ酸の18%に相当する量です。BCAAは筋肉を強くし、持久力をアップさせ、集中力の維持に役立つといわれています。

フラボノイド(イソフラボン、)オイレン酸、ビタミンは、B1、B2、E、などが豊富で、食物繊維、カルシウム、カリウム、鉄も多く含んでおります。コレステロールを下げるリノール酸やサポニン、神経の発育を促すレシチンといった成分も見逃せません。

大豆イソフラボンの様々な効果

大豆イソフラボンには女性ホルモンに似た作用があることはよく知られています。しかし、生活習慣の乱れで引き起こされる、体の負担となる作用を良好な状態に導く様々なはたらきが解明されつつあります。また骨粗鬆症の改善にも効果が期待できます。イソフラボンの中には、ゲニステインやダイゼインなどの種類がありゲニステインの摂取は心臓疾患、乳がんや前立腺がんの発病レベルの低減、骨の健康に利益があることが明らかになってきました。またダイゼインは肥満防止や血中脂質低下の作用が強いことも判ってきました。

大豆タンパク質

食欲調整作用

大豆タンパク質は満腹中枢を刺激することがわかってきました。それにより摂食量が抑制され、コントロールしやすくなり減量やダイエットの時に活用できる作用です。

リラックス効果

大豆タンパク質にはリラックス効果が期待でき、スポーツなどの試合前の緊張緩和の効果が期待できます。

筋肉への作用

大豆タンパク質はグルコース(生体内に存在する糖質の中で最も重要なエネルギー源)の取り込みを促進し、筋力維持をサポートしてくれます。筋力トレーニングに励んでいるときにも良いまさに大豆プロテインです。ホエイやカゼインを含むプロテインと違って、大豆には大豆イソフラボンが含まれ、健康維持を期待できます。

食物繊維

便秘解消、抗がん、糖尿病の予防に期待できます。食物繊維には、腸内環境を整えて便秘を改善したり、便のかさを増すことで発がん性物質も排出してくれるという効果があります。血糖値やコレステロールの上昇を抑制し、糖質が体内で吸収・分解されるスピードをゆるやかにしてくれるので、糖尿病予防にも効果的です。

大豆サポニン

抗がん、アンチエイジング(老化防止)、肥満予防が期待できます。がんや老化の原因となる過酸化脂質を排除することで、脂質の代謝を促進し、肥満を予防します。肝機能の障害の改善や、高脂血症の予防にも効果が認められています。

脂質(レシチン、リノール酸)

美肌効果、アルツハイマー型認知症の予防が期待できます。脂質の一部であるレシチンには、コレステロールを血液中から排泄(はいせつ)し、血流をよくする作用があり酸素や栄養分が全身に行き渡りやすくなるため、肌に必要な栄養素が十分に運ばれ、美しい肌を維持できます。また、記憶力や集中力を増加する効果もあるので、アルツハイマー型認知症の予防にも期待ができるとして、注目が高まっています。

大豆オリゴ糖

便秘解消、風邪の予防、美肌効果が期待できます。大豆オリゴ糖は腸の働きを活発にする善玉菌のエサになってくれるので、腸内環境がきれいに整えられます。また、便秘の改善だけではなく、腸の老化防止の効果も発揮してくれ免疫力もアップするため、風邪の予防や美肌効果にも期待ができます。

この他にも、代謝を良くしたり疲労を回復するビタミンB群や、体に必要な組織を作るカルシウムやカリウム、鉄分などのミネラル分も豊富に含まれています。

主な栄養分は上記のとおりですが、他にもさまざまな栄養分に恵まれている大豆。これはスーパーフードと呼ばれるのもうなずけます。